2018年03月06日

【入江旧居の二十四節気】啓蟄

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2018年3月6日は啓蟄。
奈良では、入江泰吉先生も通った東大寺二月堂のお水取りが始まっています。
もともと2月に行われていた法会なので、「修二会」と呼ばれるのですが、明治の改暦で、本行は3月1日から行われるようになりました。
旧暦では、日付は、月の満ち欠けそのもの。
修二会は、毎年新月の闇のなかで始まり、満行のころ、満月を迎えていました。
今年の3月1日は十四夜月。
まんまるのお月様から、行が進むにつれ、少しずつ、少しずつ月が欠けていきます。
局でしばらく聴聞したあとは、二月堂の登廊も裏参道も、ほとんど人気がなくなり、
おたいまつのときの歓声が、まるでずっと前のことに感じられるほど、静まり返っています。
入江先生も、こんな夜道をお帰りになったんだろうか・・・。
そんな想像をしながら見上げる月と星は、一段と輝いて見えます。


   文 倉橋みどり 写真 石井均
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2018年02月19日

「入江旧居の二十四節気」展開催のお知らせ

奈良を愛した写真家・入江泰𠮷が戦後から亡くなるまで暮らした水門町の家。
現在は、奈良市の施設「入江泰吉旧居」として公開されています。
NPO法人文化創造アルカは、入江泰吉旧居のイベント企画やガイドを担当し、「入江泰𠮷旧居」の折々の魅力をブログでご紹介してきました。
この度、入江泰吉旧居のお隣のギャラリー五風舎で、旧居の魅力を写真と文章でお見せする「入江泰吉旧居の二十四節気」展を開催いたします。入場は無料です。どうぞお立ち寄りください。

2018年2月20日(火)〜28日(水)
午前11時〜午後5時 期間中無休 入場無料
ギャラリー五風舎(水門町、入江泰吉旧居隣)にて

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【入江旧居の二十四節気】雨水

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2018年2月19日からは二十四節気の雨水。
水ぬるむころです。
日差しが日ごとに、確実に明るくなってきました。
毎年この時期になると、3月1日に本行に入る東大寺二月堂修二会の話題が増えてきます。
練行衆の方々が別火を過ぎす戒壇堂のあたりはどこかそわそわとした雰囲気になり、
二月堂のすぐ下には、松明に使う、青々とした竹が立てかけられています。
入江泰吉先生は何年も何年もこの修二会に通い、貴重で数多くの作品を残してくださいました。
東大寺の修二会は、深く長く携わった方ほど、
「まだまだわからないことだらけや」と口を揃えておっしゃいます。
きっと、入江先生もきっとお亡くなりになるまでそう感じておられたのではないでしょうか。
本棚の、それぞれ別の場所に収まっている『東大寺修二会の構成と所作』の三巻と別巻の四冊の背表紙を見るたび、そう思うのです。


   文 倉橋みどり 写真 石井均
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