2018年01月20日

東京イベント終了しました

当法人主催、ココトソコノ制作室の全面協力で
実現した二日間のイベント
「奈良時代の女性たちに出会うIN TOKYO」。
快晴にも恵まれ、
おかげさまのたくさんのみなさんにご参加いただき、
無事終了いたしました。
ご参加くださったみなさま、
PRしてくださったみなさま
本当にありがとうございました。
アンケートやいただいたお声も今後の参考にさせていただきます。
一日目の奈良まほろば館での講座は、当日キャンセルがほぼゼロ!
熱気を感じました。
二日目は、池袋のギャラリーKさん他で、
ふたつの講座と三つのワークショップ、おでかけフルコトを開催しました。
講座では、
「ひとりの人物をテーマにしてみる」
「感じたことを大切にする」・・・ってどうだろう?と
ひとつのご提案をしたつもりです。
みなさまにとって
歴史をどう楽しむか?と、奈良をどう旅するか?
のヒントになれば、とてもうれしいです。

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【入江旧居の二十四節気】大寒

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2018年1月20日から2月3日は二十四節気の大寒です。
冬の最後の節気で、七十二候は20日から款冬華(ふきのはな さく)、25日から水沢腹堅(さわみず こおりつめる)、30日からが鶏始乳(にわとり はじめて とやにつく) となります。
小寒、大寒の期間を寒の内とも寒中ともいいます。
寒といえば、連想するのは、剣道をしていたころの寒稽古のこと。
小学校から高校生まで続けた剣道では、年中はだしで、校庭を走ったりしていました。
粉雪が舞うなかで素振りをしたことも・・・。
入江泰吉先生も、自伝的エッセイ『大和しうるわし』などに、小学五年生のころ、剣道の朝稽古に通ったとあります。
「剣道には寒稽古や土用稽古がつきものだが、朝五時からの寒稽古に、奈良公園を通り抜けていくのは、考えただけで恐ろしかった」。
その理由は、当時の奈良ホテルに近いあたりは、実に寂しいところで、さらに「父が夕食のあと、私たち兄弟を前にしてよく化け物の話をしていたので、その話が浮かんでくる。しかもそうした怪談の舞台が、奈良ホテルの近くのお寺だったりする」からでした。
 髪を振り乱した老婆に化け、棺桶を背負ってあらわれる狐、一ツ目小僧に化けた狸は「怖いもんか。怖いもんか」と怒鳴ると、「これでもか。これでもか」と体を膨らませていき、最後には風船玉のようにパーンと破裂する・・・など。確かにこれは大人でも怖い・・・。
しぶる泰吉少年に、母上が「せっかくはじめた剣道なのだから、ぜひ行きなさい。そのかわり寒稽古の期間中は毎朝学校まで送ってあげるから」とおっしゃって、そのおかげで、15日間の寒稽古を皆勤できたそうです。
エピソード自体もほほえましいものですが、何より、すっかり大御所になってからの入江先生が、なつかしそうに狐狸の話、お母様の優しさを思い出し、こんなに生き生きと文章にされたたと思うと、心が温かくなってくるのです。

  文 倉橋みどり  写真 石井均
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2018年01月05日

【入江旧居の二十四節気】小寒

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2018年最初の節気は1月5日からの小寒です。
新年あけましておめでとうございます。
今年は戌年。
入江泰吉先生ご夫妻は相当の愛犬家だったようですので、今回は犬のお話を…。
入江家では、フランツ(マルチーズ)、イチコ(スピッツ)というワンちゃんをかわいがっておられたと聞いています。
確かに、窓辺でくつろぐ入江先生の横にイチコがいるスナップ、光枝夫人がフランツを抱っこしているスナップなども残っていますし、庭にある石仏はワンちゃんたちのお墓だそうです。
現在の入江旧居の違い棚にも、2つの犬の置物があります。
ひとつは、法華寺のお守り犬。
故久我高照ご門跡と入江先生は親交があり、お宅で歓談されたこともあったそうです。
ひとつひとつ手作りされているというお守り犬の表情はなんともいえず愛らしく、ご生前のご門跡の慈愛に満ちたお顔が浮かんできます。
もうひとつは、3つ並んでおかれた伏見人形の犬。
実際は、3つ重ねて水引で結ばれているもので、子供の疳の虫封じによいという言い伝えがあると、何度も旧居に来てくださっている博識の方が教えてくださいました。
こちらは、色使いがとても華やかで、表情もどこかきりっとしてみえます。
入江旧居に来られたときはぜひ、この犬の置物もごらんになってみてください。
何かよいことがあるかも…。ともかくも2018年がみなさまにとって素晴らしい年となりますように。

  文 倉橋みどり  写真 石井均
posted by アルカからのお知らせ at 12:38| Comment(0) | 入江旧居