2018年08月23日

【入江旧居の二十四節気】処暑

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2018年8月23日からは二十四節気の処暑。
こんな一句があります。

藍の香の処暑の作務衣となりにけり   水原春郎

秋に入ったというのに、今年はまだしばらくは厳しい暑さが収まりそうにありません。
じっとりと汗ばむ日の実感がこもった一句に、ふっと剣道の部室のにおいがよみがえってきました。
昼間の暑い最中に稽古があって、毎日汗びっしょりになっていた夏休み。
そういえば、入江泰吉先生も幼いころは剣道の稽古に通っておられたそうです。
腹の底から声を出し、竹刀を振った後、面を外したときの、なんともいえない涼しさ。
最後に正座をし、しばし瞑想をするときの独特の穏やかさもなつかしく、
入江少年も経験したに違いないと思うと、また特別な思いにかられます。
そして、テレビ番組で見た、鏡池あたりから手向山八幡宮までの上り坂を、息もきらさず、颯爽と歩いている晩年の入江先生の姿も浮かんできます。
先生の胴着は、いったい何色だったのでしょうか。

   文 倉橋みどり 写真 石井均
posted by アルカからのお知らせ at 08:23| Comment(0) | 入江旧居
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