2018年05月21日

【入江旧居の二十四節気】小満

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2018年5月21日からは、二十四節気の小満です。
「小満」とは、「やや満ちる」。「さまざまな植物の成長が、これから本格的に進むころ」とでも訳してよいかもしれません。
入江泰吉旧居も今、まさに緑のまっただ中です。
風が吹くたび、若楓のやさしい緑、椿の濃い緑などがないまぜになって、窓の外は一枚の絵画のように見えます。
紅葉の頃の美しさに勝るとも劣らない美しさです。
この時期は、入江ご夫妻が愛用していたソファに座り、じっくり図録などに見入る方も増えます。
「初めて来たような気がしないなあ」
「いつまででもここに座っていたいわね」
お客さまの、そんな会話が聞こえてくるたび、心の中で相槌を打ってしまいます。
「いつかこんな家に住んでみたい……」
私も同じ気持ちです。

早いもので入江旧居のコーディネーターを初めて3年が過ぎました。
それでも、お客様をご案内するたび、季節がめぐるたび、
繰り返し、この場所の魅力を感じます。
静謐で、包み込んでくれるような優しさと奥深さ。
それは、入江先生の作品に通底する魅力でもあるのだなあ、と改めて思います。

   文 倉橋みどり 写真 石井均


posted by アルカからのお知らせ at 11:27| Comment(0) | 入江旧居
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