2018年11月08日

【入江旧居の二十四節気】立冬

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2018年11月7日は立冬。

写真家・入江泰吉が暮らした家の障子は、端正で美しい。
寒くなるにつれ、やわらかくなっていく日差しを浴びると、いっそう美しく見え、障子が冬の季語であることを改めて実感できる。

旧居にこられる外国人観光客は、障子よりも畳をほめる。
先日は、「ぜひ畳を買って帰りたい。どこに行ったら買えるのか」と言い出した。
障子はそれほど目にとまってないようだが、
障子があるおかげで、どれほど室内が明るく清々しい雰囲気になっていることか・・・。
晴れの日も、雨の日も、
よく冷える日も、小春日和の日もーー。

人が実際に暮らしていないせいで、開館以来4度目の冬をむかえたが、まだ貼り替えるほど傷んでいないし、汚れてもいない。
それでも
いつかは旧居の障子の貼り替えをできたら・・・
そんな小さな夢を抱いている。

   文・倉橋みどり/写真・石井 均
posted by アルカからのお知らせ at 12:55| Comment(0) | 入江旧居