2016年08月30日

倉橋みどりの新刊が発売されました

文化創造アルカ理事長倉橋みどりの最新刊、奈良を愉しむシリーズ「奈良の朝歩き、宵遊び」(淡交社)が発行されました。
啓林堂書店奈良店でのイベントも開催いたしますので、ぜひ足をお運びください。入場無料、当日飛び入り参加大歓迎です。
その1 8月31日水曜の11時半〜と、14時〜の2回、店頭にて『奈良の朝歩き、宵遊び』(一冊税込1,620円)を販売します。倉橋みどりが店頭におりますので、ぜひお声掛けください。
その2 9月11日日曜の17時〜18時。2階特設会場で、トーク&サイン会をします。

【淡交社ホームページ】
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2016年08月22日

【入江旧居の二十四節気】処暑

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 2016年8月23日は二十四節気の処暑です。
 残る暑さも収まる頃という意味なのですが、今年はまだまだ暑さの勢いは衰えそうにありません。
 それでも、声に出して、「しょしょ」と何度かつぶやいてみれば、どこか涼やかな響きがあり、それだけで救われるような心持ちになります。
 そういえば、入江旧居の書斎には使い古した「広辞苑」があることをご存じでしょうか。
 表紙が取れてしまったのでしょう、赤いテープでしっかりと補修されています。
 入江先生が数冊遺されたノートには、仏像や建造物のスケッチとともに、美しい言葉がいくつも書き出してあるページがあると聞きました。
 入館者が途切れると、先生の書斎でぼんやり蔵書の背表紙を見て、ひとときを過ごすことがあります。
 「万葉集」や「大和古寺風物誌」などはもちろん、幅広いジャンルの夥しい数の蔵書をめくりながら、「広辞苑」をこまめに引きながら、そして、交友した人々との会話に刺激を受けながら、入江先生は言葉というものをとても大切に愛おしんでおられたのだと思います。
 書斎にしばらくひとりで座っていると、そのことがじんわりと、でも確かに伝わってきます。

 昼間の暑さはまだまだ厳しいけれど、少しずつ少しずつ日が短くなっていきます。

 
   文・倉橋みどり 写真・石井均
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2016年08月07日

【入江旧居の二十四節気】立秋

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 8月7日は立秋。
 今日から暦の上では秋。そう聞いても信じがたいほど、今日は暑い一日でした。
 入江泰吉旧居も一日中エアコンをつけていました。
 それでも、午後4時を回ったころからでしょうか。少しずつ少しずつ気温が下がって、玄関から吹いてくる風にほんのわずかながら涼を感じたのでした。 
 きっとまだまだ残暑厳しく、一度にさわやかな気候にはならないでしょうが、これから少しずつ少しずつ秋らしくなっていくのでしょう。
 窓から差し込む日差し、川に沿った庭の土の湿り、そして、門から玄関までの踏み石の影の濃さ・・・小さな秋の始まりを、旧居のそこここに探してみたいと思います。
 
   文・倉橋みどり 写真・石井均
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