2018年02月19日

「入江旧居の二十四節気」展開催のお知らせ

奈良を愛した写真家・入江泰𠮷が戦後から亡くなるまで暮らした水門町の家。
現在は、奈良市の施設「入江泰吉旧居」として公開されています。
NPO法人文化創造アルカは、入江泰吉旧居のイベント企画やガイドを担当し、「入江泰𠮷旧居」の折々の魅力をブログでご紹介してきました。
この度、入江泰吉旧居のお隣のギャラリー五風舎で、旧居の魅力を写真と文章でお見せする「入江泰吉旧居の二十四節気」展を開催いたします。入場は無料です。どうぞお立ち寄りください。

2018年2月20日(火)〜28日(水)
午前11時〜午後5時 期間中無休 入場無料
ギャラリー五風舎(水門町、入江泰吉旧居隣)にて

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【入江旧居の二十四節気】雨水

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2018年2月19日からは二十四節気の雨水。
水ぬるむころです。
日差しが日ごとに、確実に明るくなってきました。
毎年この時期になると、3月1日に本行に入る東大寺二月堂修二会の話題が増えてきます。
練行衆の方々が別火を過ぎす戒壇堂のあたりはどこかそわそわとした雰囲気になり、
二月堂のすぐ下には、松明に使う、青々とした竹が立てかけられています。
入江泰吉先生は何年も何年もこの修二会に通い、貴重で数多くの作品を残してくださいました。
東大寺の修二会は、深く長く携わった方ほど、
「まだまだわからないことだらけや」と口を揃えておっしゃいます。
きっと、入江先生もきっとお亡くなりになるまでそう感じておられたのではないでしょうか。
本棚の、それぞれ別の場所に収まっている『東大寺修二会の構成と所作』の三巻と別巻の四冊の背表紙を見るたび、そう思うのです。


   文 倉橋みどり 写真 石井均
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2018年02月05日

【入江旧居の二十四節気】立春

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2018年2月4日は立春。
この日から春です。
まだ寒さは続きそうですが、れっきとした春。
少しずつ少しずつ、風も水も温みを増していきます。
立春の日の入江泰吉旧居は、北側の玄関、西側の道路に面した事務所スペースは、暖房をかけていても、足元から冷えが上ってくるよう。でも、庭に面した大きな窓から差し込む日差しは明るく、たしかに春を感じさせるものでした。
「きれいですね」という来館者の声の先に、真っ赤な椿が一輪。
入江先生が植えられたという庭の椿の開花が、今年は少し遅れていたのです。
実は、入江旧居の庭の大木の枝の伐採が遅れ、通行禁止にせざるを得なかった庭が、ようやく元のように散策できるようになったのは先週末のこと。
椿はまるでそれを待ってくれていたよう。
これから、赤、ピンク、白……と次々に開き、私たちの眼を楽しませてくれると思います。


   文 倉橋みどり 写真 石井均


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